新卒採用のエントリーが10倍に!専門職の採用に悩むクリニックがマルコポーロ×採用コンサルで採用力を強化


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栃木県宇都宮市で約30年にわたり、地域医療を提供するはせがわ整形外科クリニック。約70名の専門職員が在籍し、整形外科をはじめ、整骨院やリハビリステーションなども幅広く展開しています。しかし以前は自院に合う人材の見極めや入職後の定着が課題でした。そこで2021年に株式会社Kimeteの人の輝き方発見ツール(アセスメントツール)「マルコポーロ」を導入。今回は導入に至った背景から成果、さらに採用コンサルの活用について、幹部の小林氏にお話を伺いました。

導入前の課題 専門職の採用が難しいなか、従来の適性検査は結果が出るまでに時間がかかり、判断基準も不明瞭なことから、合否判断の遅れや辞退者の増加、入職後のミスマッチにつながっていた。
導入の決め手 職種ごとに求める人材像や価値観を設定し、数値に基づいて客観的に判断できる点を評価。結果をすぐに確認でき、選考を迅速に進められることも決め手になった。
導入の成果 採用基準が明確になり、選考のスピードと精度が格段に向上。クリニックと入職者の価値観のずれによる離職も減少し、現在は職員の相互理解も進んでいる。

専門職の採用と入職後のミスマッチに課題があった

――マルコポーロ導入前の貴院の課題を教えてください。

小林氏:当院は整形外科をはじめ、整骨院やリハビリステーションなどを運営しており、看護師や理学療法士、鍼灸師など、さまざまな職種の職員が働いています。職種によって求める専門性や適性が異なるため、それぞれに合った人材をどう見極めるかが課題でした。以前も別の適性検査を使っていましたが、結果が出るまでに1~2週間ほどかかり、その間に採用確定者に辞退されてしまうこともありました。結果の見方もわかりにくく、入職後のミスマッチから早期退職につながるケースもありました。そんなときにKimete様からマルコポーロをご紹介いただき、2021年から導入しました。

――そもそも専門職の採用自体が難しいのですか。

小林氏:そうなんです。国家資格を持つ専門職は求人数も多く、大学病院や総合病院を優先する方も多いので、地域のクリニックまでなかなか目を向けてもらえません。だからこそ、限られた出会いを逃さず、当院の魅力をどう伝えるかも課題でした。

マルコポーロによる明確な採用基準で選考をスピーディーに

――現在、マルコポーロはどのように活用されていますか。

小林氏:大きく分けると、採用時の選考と入職後の人材戦略の2つです。マルコポーロには「期待人材モデル」という、組織が求める人物像を設定できる機能があり、当院ではすべての職種に対して別個に設定しています。結果が数値で示されることで、以前は曖昧だった判断基準が明確になり、感覚だけに頼らず、当院との相性を見ながら採用できるようになりました。

――採用までのスピードも変わったそうですね。

小林氏:大きく変わりました。以前は結果を私たちだけで判断するのが難しく、長谷川に確認する時間も必要でした。後ほどご説明しますが、マルコポーロのコンサルも受けたことで私たち自身が結果を読み解けるようになり、早ければその日のうちに合否をお返事できます。専門職は引く手あまたなので、対応スピードが内定承諾に直結することも少なくありません。そのため、スピーディーに対応できるようになったことはよかったです。

――入職後の定着という点では変化を感じていますか。

小林氏:価値観のずれによる退職が減ってきたと感じています。私たちは仕事の内容だけでなく「誰と一緒に働くか」をとても大切にしています。さまざまな専門職が同じ方向を向いて連携することが、患者様へのスムーズで丁寧な対応につながるからです。「患者様ファースト」を実現するためにも、職員の価値観が揃っていることは大事で、それを客観的な指標で確認できるのは採用側にとっても安心材料になっています。

マルコポーロのコンサルサービスを経て、診断結果を「知る」から「生かす」へ

――入職後の人材戦略にも活用されているそうですね。そのきっかけが、コンサルサービスだったのでしょうか。

小林氏:そうですね。今年から職員全員が年に1度マルコポーロを受検することになりましたが、それまで結果を見られるのは長谷川と幹部、採用メンバーに限られていました。職員からは「自分の結果を知りたい」という声が上がっていましたが、安易に結果だけを開示すると、誤った受け取り方からコミュニケーションエラーにつながる懸念もありました。そこで、まず私たち自身がマルコポーロの理解度を高める必要があると考え、長谷川をはじめ幹部など12名でコンサルを受けることにしたのです。

――どのようなことを学ばれたのですか。

小林氏:Kimete様に半年間にわたって定期的に訪問していただき、「マルコポーロとは何か」という基本から、診断結果の読み解き方、マネジメントへの生かし方まで学びました。実際の部下に置き換えて考えたり、面談を想定したロールプレイをしたりと、学んだことをアウトプットする機会が多く、理解が深まりました。

――その上で職員の皆さんにも結果を開示されたのですね。

小林氏:はい。まず「マルコポーロとはどういうものか」を説明し、それぞれの特性が何を意味するのかを伝えた上で結果を見てもらいました。すると職員同士でも「自分にはこういう傾向があるんだ」と自然と会話が生まれ、一緒に働く職員についても「だからこういう考え方をするんだな」と理解するきっかけになり、以前よりコミュニケーションが深まったように感じています。今後は受検結果を上司と部下の相性やチーム編成にも生かしていきたいです。

採用コンサルで手法を一新。「待つ採用」から「取りにいく採用」へ

――貴院では2024年から採用コンサルも導入されています。当時の課題は何でしたか。

小林氏:新卒採用では前任者のやり方を踏襲しているだけで、「何をすれば採用につながるのか」がわからないまま活動していました。目標も採用人数だけで具体的な計画がなく、採用担当者の考え方も揃っておらず、思うような成果につながりませんでした。そこで、1泊2日の2講制(計4日間)の研修「採用塾」に参加しました。

――採用塾ではどういったことを学ばれたのでしょうか。

小林氏:採用担当としてのあり方から選考フローの見直し、学生向け説明会の構築まで、採用活動全体についてアドバイスをいただきました。中でも大きかったのは「当院にとっての採用の成功とは何か」というゴールを明確にできたことです。必要な母集団や面接人数まで数字に落とし込み、計画的に進める方法を学びました。また、PDCLA(PDCAにLearnを加えた考え方)のワークを通じて、課題を立てて実行し振り返りまで行うことで、採用担当者みんなで同じゴールに向かえるようになりました。

――学生への伝え方も変わりましたか。

小林氏:説明会のスライドやリクルートブックも抜本的に見直し、福利厚生や当院の魅力を盛り込み、Q&Aやクイズのパートで求職者が楽しめる内容にしました。匿名で質問できるフォームもつくり、学生が説明会の段階から興味を持ってくれるようになったと思います。他社の前で発表してフィードバックをいただいたり、他社の発表から学んだりと、自分たちだけでは気づけない視点も取り入れられました。

――そうした取り組みを経て、どのような変化がありましたか。

小林氏:採用塾への参加をはじめ、他にもKimete様のアドバイスをもとにさまざまな取り組みを進めた結果、エントリー数は以前の約10倍になりました。以前はハローワークや自社サイトなど「応募を待つ採用」が中心でしたが、今は学校訪問や学校主催の説明会に参加するなど、「自分たちから学生に会いに行く採用活動」を強化しています。

――継続してサポートを受けるメリットは何でしょうか。

小林氏:自分たちだけでは意見がまとまらないときに第三者の視点でアドバイスをいただけ、他社の事例やノウハウも教えていただけるので、次にすべきことが見え、スピード感を持って進められます。同じ方が継続して担当してくださるので経緯も理解した上で相談でき、リーダー育成まで親身に支えていただき、「もう一人の採用担当者」がいてくださるような感覚です。

マルコポーロと採用コンサルの併用で、採用から定着までを1つの流れに

――両方を活用したからこそのメリットはありますか。

小林氏:学生との接点づくりから選考、入職後の定着までを一連の流れとして考えられるようになったことです。採用コンサルで「どんな方に来てもらいたいのか」「そのためにどうしたらいいのか」を学び、マルコポーロで当院に合う人材を見極め、入職後の人材戦略にも生かしていく。採用して終わりではなく、その先まで見据えられるようになりました。

――採用担当者の意識にも変化がありましたか。

小林氏:以前は「ぜひ来てほしい」と思った方が不合格になると納得できないこともありましたが、今は共通の基準で判断でき、採用担当者の考え方も揃ってきたと感じています。

――課題を抱える企業に、マルコポーロや採用コンサルをお勧めできる点を教えてください。

小林氏:人材の確保はどの業界も抱える課題で、採用を取り巻く環境が厳しくなるなか、これまでと同じやり方では難しくなっていくでしょう。また、価値観が揃っていない職員が集まっても、決定事項にスピード感を持って対応できず、組織の成長につながりません。当院はKimete様のご支援で新しい視点やノウハウを知ることができました。そのおかげで、職員がお互いを理解し同じ方向を向いて働ける組織をつくれてきていると感じます。「どんな採用活動をしたら良いかわからない」「他の企業はどんなことをしているのか気になる」「採用担当や職員の価値観を揃えたい」「組織編成や人間関係に悩んでいる」といった会社様は、一度取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。