マルコポーロで実現した採用・配置・育成の進化。データで人材を活かす組織へ


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太陽光発電事業を中心に、発電所の開発・運用支援を手がける株式会社アースコム。継続的に成長を続ける同社は、さらなる飛躍に向けて採用・人材配置・育成の強化を目的に、株式会社KIMETEが公式パートナーとして提供する人の輝き方発見ツール(アセスメントツール)「マルコポーロ」を導入しました。今回は導入の背景から具体的な成果について、代表取締役社長の丸林氏にお話を伺いました。

導入前の課題 成果を出す人材はいるものの、その要因が言語化されておらず、業務全般で属人化が進行。採用や配置、育成でも判断基準が統一されておらず、社員のポテンシャルが十分に引き出せていなかった。
導入の決め手 各部署の業務や活躍人材の特性をもとに自社基準を可視化できる点に魅力を感じた。加えて、データの意味や解釈がわかりやすく、現場でも実務に落とし込みやすい点が決め手となった。
導入の成果 採用・配置・育成をデータに基づいて判断できるようになり、適材適所のヒントに。部下指導も個々に合わせて最適化され、組織全体のパフォーマンス向上につながっている。

属人化した組織運営に限界を感じ、マルコポーロを導入

――マルコポーロを導入された背景を教えてください。

丸林氏:マルコポーロは2021年に導入しました。背景としては、当時の当社は人に依存した組織であった点が大きいです。成果を出している人はいるのですが、なぜその人が成果を出せているのかが言語化されておらず、再現性がない。つまり属人化している状態だったんです。その影響は採用や育成にも表れていて、採用後の活躍度にばらつきがあり、人材配置も感覚に頼る部分が大きく、マネージャーごとに育成の質も異なるという状況でした。

――採用だけに限らず、人材の育成や配置にも課題があったのですね。

丸林氏:特に大きな課題だったのが、適材適所の人材配置ができていないことでした。本来であれば活躍できるポテンシャルがある人材が、配置のミスマッチによって力を発揮できていないケースも多く、これは経営として大きな損失だと感じていました。だからこそ、人の感覚だけではなく、データを基に人材を見ていく必要性があると考えたのが導入のきっかけです。

自社基準で人材を見極められる点が決め手に

――マルコポーロの導入を決めたポイントはどこにありましたか。

丸林氏:以前は別の適性検査ツールを使っていたのですが、現場での活用に難しさを感じていました。それと比べてマルコポーロは適性を示すグラフの波形の意味が非常にわかりやすい。「高いとどういう傾向があるのか」「低いとどういう点に注意が必要か」など、それぞれの意味が細かく解説されています。加えてマニュアルや動画、勉強会などのサポート体制が整っており、スムーズに現場へ落とし込めた点も大きかったですね。

――マルコポーロは自社基準にカスタマイズできる特徴がありますが、その点はどうでしたか。

丸林氏:そこも非常に魅力的でした。各部署の仕事内容や、実際に活躍している人材の特性をもとに設問に答えていくことで、自社に合った活躍人材の基準を可視化できます。従来のような個人向けアセスメントと違って、自社独自の判断軸になるので、当社で活躍できる人材かどうかが一目で判断しやすくなりました。

採用・配置・コミュニケーションに活用し、組織全体の精度が向上

――現在はどのように活用されていますか。

丸林氏:大きく3つの場面で活用しています。まず採用です。当社では会社説明会と面接の間でマルコポーロを受けてもらい、簡単なフィードバックも行っています。「あなたの強みはここですね」と伝えると、学生にとっても自己理解につながるので非常に好評です。その上で、一次面接以降の判断材料として活用しています。どの環境で、どんな役割で活躍できるのかが事前に把握できるため、採用の精度が上がっていると感じます。

――人材配置の検討にも役立っていますか。

丸林氏:はい。例えば営業であれば、新規開拓に向いているのか、既存顧客対応が得意なのかなどを見極める材料として活用しています。適材適所の判断がしやすくなりました。

――マネジメント面では変化はありましたか。

丸林氏:大きく変わりましたね。これまでは上司の感覚で指導していた部分がありましたが、今はデータをもとに相手の特性に合わせて伝え方を変えています。論理的に伝えた方がいい人もいれば、関係性を重視したアプローチが有効な人もいる。そうした違いが明確になったことで、無駄なストレスや衝突が減り、マネジメントの質も向上しました。部下もデータに基づいた指導なので納得感を持って受け止めやすいようで、行動の変化も早くなっています。

データにより感覚のズレが可視化され、配置や育成の精度向上につながった

――マルコポーロ導入後の具体的な成果について教えてください。

丸林氏:一番大きいのは、これまで感覚に頼っていた部分がデータに裏付けされることで、適切な判断ができるようになった点ですね。例えば営業の配置です。これまでは「経験があるから新規もできるだろう」といった判断で配置していましたが、データを見てみると、実は既存顧客のフォローや追加提案、いわゆるルート営業やカスタマーサクセスの方が向いているケースがありました。実際に配置を変えてみると、紹介が増えるなど成果につながった事例もあります。ただ、後から振り返ると、確かに既存顧客との関係構築で成果を出していた、というように腑に落ちるんです。

――データでこれまで気づけなかったところに気づけたということですね。

丸林氏:印象的だったのが、フットワークが非常に高い社員のケースです。一見すると長所ですが、その分リスクを十分に見ずに動いてしまう傾向がありました。そこでデータをもとに改善したことで、行動のバランスが取れるようになり、代わりに緻密性が高まりました。さらに緻密性の高い部下と役割分担をすることで、チーム全体のパフォーマンスも向上しています。

採用のストライクゾーンが明確になり、迷いのない意思決定を実現

――採用面での変化について教えてください。

丸林氏:まだ発展途上ではありますが、入り口の精度はかなり上がっていると感じます。これまでは「うちっぽい」という感覚で採用していた部分が、データに基づいて判断できるようになりました。自社で活躍している人材の傾向も見えてきたことで、いわゆるストライクゾーンが明確になりました。

――判断のしやすさも変わりましたか。

丸林氏:大きく変わりました。一定の基準に照らして判断できるので、採用の迷いがかなり減りました。もちろんデータがすべてではありませんが、体感としては7割程度はデータで判断し、残りを面接や人の見立てで補うイメージです。このバランスが非常に機能していると感じています。

マルコポーロを組織全体のパフォーマンスを高める基盤へ

――同じような課題を抱える企業にマルコポーロをご推薦いただくとしたら、どの点を挙げられますか。

丸林氏:マルコポーロは単なる診断ツールではなく、組織を進化させる“OS”だと捉えています。人に依存する組織から、仕組みで成長する組織へと転換する大きなきっかけになりました。AIが進化する時代においても最終的に重要なのはやはり「人」です。採用した後に教育することも重要ですが、教育だけでは補えない部分も存在します。そのため、採用段階でマルコポーロを活用し、活躍できる人材を見極める精度を高めることが重要です。その上で、入社後は人材配置や上司・部下の関係性、業務の適性、コミュニケーションといった「人」に関わるあらゆる場面で活用することで、組織全体のパフォーマンス改善につなげられます。個人の力を最大限に引き出し、組織力を高めるためのツールとして非常に有効なので、多くの企業におすすめできると思います。

――今後の活用について教えてください。

丸林氏:現在は年1回、全社員にマルコポーロを受けてもらい、常に最新の状態を把握しています。適性は大きくは変わりませんが、環境によって変化もあるので、継続的に見ていくことが重要だと考えています。今後は特に人材配置や上司・部下の関係性の精度をさらに高めていきたいですね。社員一人ひとりが最も力を発揮できる環境をつくり、組織全体の成果につなげていきたいと考えています。