上手にフォローして、多くの内定者に早い段階で活躍してもらいたいと考える人事担当の方は、多いのではないでしょうか。内定者フォローによって仕事に対する意欲や結束力を高め、内定辞退を防止したい方もいるでしょう。そこで本記事では、内定者フォローの実施内容について解説します。内定者フォローを成功させる方法を知りたい人事担当の方は、ぜひ参考にして下さい。

内定者フォローとは

内定者フォローとは、企業が内定者に行う施策のことです。具体的には面談や研修など、内定者フォローの内容は多岐に渡ります。企業が内定者フォローを行う目的は、入社意思を固めてもらうことと入社準備を進めるためです。

内定者に自社への入社意思を固めてもらうには、安心感を与えることが大切です。多くの企業の中から自社を選んで問題ないか不安になる内定者がいるため、「この会社を選んで良かった」と感じてもらえるように施策を打ちましょう。

入社準備では、入社後に不安なく仕事を始められるようにすることが大切です。不安なく仕事を始めるには、同期のネットワーク構築が欠かせません。懇親会やワークショップなどを通して相互理解を進め、同期同士でのつながりを持てるようにしましょう。

 

実施例|内定者辞退を防ぐフォローイベントの内容

具体的にどんなことを内定者フォローとして行えば良いか分からない人事担当の方も、いるでしょう。ここでは、内定辞退を防ぐ内定者フォローの実施例について解説します。具体的な内容を紹介しますので、自社に合う施策があれば、試してみましょう。

懇親会・座談会・食事会

懇親会は、内定者同士や先輩社員と親睦を図る場です。懇親会では、簡単に自己紹介し、先輩社員の仕事の仕方や業務内容などを聞きます。内定者同士でコミュニケーションが取れ、不安を解消し内定辞退の防止に役立ちます。

懇親会とよく似たものに座談会があります。座談会とは、特定のテーマについて意見や感想を述べ合う場です。懇親会は親睦を目的とし、座談会は話し合うことが目的です。話をするだけではなく食事をしながら話をすると、関係性を作りやすくなるため、食事会も内定者フォローとして効果的でしょう。

内定者研修・グループワーク

内定者研修の具体例として、ビジネスマナーやプレゼンテーション、PC操作などがあります。内定者研修を行う目的には、スキルを身につけ即戦力として活躍してもらうことや不安を解消することが挙げられます。

ビジネスマナーやExcel・PowerPointなどのパソコンスキルを身につけてもらい、初年度から自社に貢献できる人材に育てましょう。グループワークとは、少人数で討論や作業を行うことです。

他の内定者と一緒に研修やグループワークを行うことで、「この会社を選んで良かったのだろうか」という不安を解消することが期待できます。内定者の不安を取り除けば、内定辞退者数を減らせるでしょう。

個人面談

個人面談を行うことで、内定者の現在の心境や仕事に対する考え方などを知る機会となります。個人面談は内定者フォローとして効果的で、複数回行うのが一般的です。入社意欲を確認したり、内定辞退を防止したりするために個人面談を行います。

入社意思の確認や自社の説明、内定者からの質問回答などが個人面談の内容です。個人面談の時期は内定通知後や内定受諾後などに実施するケースが多いです。ただし、志望度をしつこく確認したり入社を強く勧めたりするのは内定者の入社意欲を削ぐ可能性があるため、注意が必要です。

職場・イベント見学

実際に職場を見学してもらうことは、不安解消につながり内定者フォローとして効果的です。働く予定の現場を見学した後に説明や質疑応答を行うのが、一般的です。職場の魅力を伝え、先輩社員の表情や雰囲気、社風などが理解できるため不安の解消ができ内定辞退の防止となるでしょう。

内定者インターン・アルバイト

内定者インターン・アルバイトとは、内定した後に入社までの期間、アルバイトとして自社で働くことです。実務を経験することでスキルを磨き、入社後に即戦力として期待できるようになるでしょう。自社の雰囲気や業務内容を理解してもらえるため、内定辞退の防止につながります。

先輩社員と同じ仕事をしてもらい、実績を残せれば「ついていけるだろうか」という不安の解消につながります。ただし、受け入れる部署や内定者の重荷になる場合があるため、負担をかけ過ぎないように取り組むのがおすすめです。

フォローメール(信頼関係の構築・質問受付など)

フォローメールは、内定辞退を防ぐのに効果的です。定期的に接点を持つことで信頼関係を作り、内定者の不安解消につながるでしょう。フォローメールでは感謝や歓迎の気持ちを伝えたり入社までのスケジュールを連絡したりします。

人事部に直接連絡できる電話番号やメールアドレスを記載し、いつでも相談できるようにすることがおすすめです。フォローメールを送るタイミングには、以下のような時期があります。

  • 採用通知時
  • 内定通知後
  • 内定式前
  • 内定者研修前
  • 入社式前

注意点としては、送信時間帯や返信はできるだけ早くすることが大切です。早朝や深夜にメールを送るのは避けましょう。「こんな時間まで仕事してるの」と内定者を不安にさせることになります。9〜18時の間のような一般的な業務時間内に送るのが良いでしょう。返信が遅いと不安になる内定者もいるため、迅速に返信することも大切です。

 

内定者フォローの目的


内定者フォローを行うのは、内定辞退の防止のためだけではありません。内定者同士の結束を強めたり、業務に関する知識を習得したりすることも内定者フォローの目的です。内定者フォローを行う目的を把握し、優秀な人材を他社に取られないようにするために、ぜひ参考にして下さい。

内定辞退の防止

転職する人が多くなっている現代では、選ばれる企業であることが重要です。選ばれるためには、適切にフォローしてくれる企業であることが大切です。適切にフォローすると、不安を減らし内定辞退の防止につながるでしょう。

また、内定者フォローを行うことで自社の魅力を感じてもらえる機会を増やし、内定辞退を防止することが期待できます。

内定者の不安・悩みの解消

内定が決まっても「この会社を選んで大丈夫だろうか」と不安になる内定者もいるため、疑問や不安を解消することが、内定者フォローの目的です。

特に社会人経験がない新卒は「会社の業務についていけるか」や「会社の人とうまくやっていけるか」という不安があります。個別面談をしたり職場見学をしたりすることで不安や悩みを解消させることが大切です。

結束力の強化

内定者同士や先輩社員との交流を行うことで、社内の結束力を強める効果があります。結束力が強まれば、社員が同じ方向を向くため、企業経営を効率的に行えるでしょう。

また、社員の結束力が強まれば、早期退職者が続出する可能性を減らせると期待できます。結束力の強化は全社に良い影響をもたらすこともあるため、内定者フォローを適切に行いましょう。

社会人としての意識の醸成

社会人として働く意識を持ってもらうために、内定者フォローを行います。内定者フォローを行わずに入社してから社会人マインドを教育する場合、活躍してもらうまでにがより多くの時間を要するでしょう。

また、入社後の短期間に集中的に教育を行うため人事部の負担も増えます。内定者研修を通して社会人としての意識を持ってもらっておくと、入社後にスムーズに業務に入れます。

スキル・知識の獲得

人手不足が続く昨今、採用した人材には初年度から活躍してほしいと考える企業は多いでしょう。初年度から活躍してもらうには、研修やインターンなどの内定者フォローを通じてスキルを磨いたり知識を増やしたりしてもらうことが大切です。

スキルアップは、内定者の自信を高め不安を軽減することにつながります。また、業務に関する知識をある程度持って入社するため、受け入れ部署の負担軽減にもなります。早期に戦力化するなら、内定者フォローは欠かせません。

 

内定者フォローを成功させるコツ

目的が理解できても内定者フォローがうまくいかず辞退を頻発させていては、採用活動の効率を高めていけません。ここでは、内定者フォローを成功させるコツについて解説します。内定者フォローがうまくいかないとお困りの人事担当の方は、ぜひ参考にして下さい。

目的の明確化

内定者フォローを成功させるには、目的を明確にすることが重要です。不安を減らすことが目的なら、懇親会やワークシップなどを行うのが良いでしょう。内定者を即戦力にしたいなら、インターンや研修を通してスキルを磨くことが重要です。

目的を明確にすることで、どんなフォローをすべきか把握できます。内定辞退を避けるために必要な目的を第一に考え、施策を実行することが成功のコツです。

スケジュールの作成・管理

研修を行う際の段取りをスムーズに行うことが、内定者フォローを成功させるコツです。研修スケジュールがある程度決まっていないと、不安に感じる内定者もいるでしょう。教わっていないことを行う際に不安を感じる内定者は多いため、研修スケジュールの作成・管理は重要です。

内定者に不安を与えると内定辞退につながる可能性があるため、研修を行うにはスケジュール管理が大切です。内定者研修では、自社の理解と同期とのコミュニケーションを重視した内容から始めるのが良いでしょう。

内定者同士で仲間意識ができれば、学生から社会人への意識転換を促す内容を実施し、最後に業務に必要なスキルを身につける研修がおすすめです。

会社側の参加者の人選

懇親会や座談会などで先輩社員と交流する場合、魅力がある社員の選定が内定者フォローを成功させるコツです。実績がある社員やコミュニケーションスキルが高い社員なら、内定者には魅力的に見えるでしょう。

先輩社員への憧れがあれば、自社に入社することに期待が持てます。目標となるような魅力的な社員と交流することが内定者フォローを成功させるコツです。

内定者のグループ分け

特性を考えて実施することが、内定者フォローをする上でおすすめです。仕事に関する考え方やキャリア志向などが似た内定者同士で研修を進めると、内定者フォローの目的を達成しやすいです。

仕事の考え方が異なる内定者同士を同じグループで研修を進めると人間関係が悪化しやすく、研修がうまくいかない場合があります。内定者フォローを成功させるには、考え方が似た者同士で研修を行うことです。

実施・連絡の頻度

懇親会やフォローメールは1度だけでは、十分な内定者フォローをしたと言い難いため、定期的に実施することが大切です。特に新卒の場合、内定を出してから入社するまでに、かなりの時間が空くため、1度懇親会を行った程度では親睦を深めるのは難しいでしょう。

そのため、内定者フォローを成功させ内定辞退を減らすには、定期的に行うことが重要です。ただし、頻繁に研修や懇親会などで集まるのは、内定者と人事部共に負担がかかることがあります。

懇親会をWeb開催にしたりメールでのやり取りをしたりすれば、お互いに負担をかけ過ぎることはないでしょう。負担をかけ過ぎず定期的な開催を行うことが、内定者フォローでは重要です。

フォローツール・フォローサービスの活用

内定者フォローを成功させるなら、役立つサービスを利用することもおすすめです。内定者フォローサービスを使えば、人事部の業務負担を減らせます。内定者フォローサービスでは、LINEの自動チャットを使って手作業で返信することが削減できたり、eラーニングが利用できたりします。

しかし、どのサービスを使えば良いか分からない人事担当の方は、多いのではないでしょうか。内定者研修サービスを利用するなら、kimeteがおすすめです。kimeteの内定者研修サービスの参加企業は3,000社を超え、利用企業の内定辞退率は約9%と低水準です。仕事上必要なビジネスマナーが学べ、お客様や上司に正しく伝える力も鍛えられます。kimeteの内定者研修サービスを利用して、内定者フォローを成功させましょう。

 

内定者フォローの課題

親睦会や座談会など、自社に集まってもらうには、会場の確保や社員のスケジュールの調整など、人事部の負担は小さくありません。レスポンス良く何人もの内定者とメールのやり取りをするのも一仕事となるでしょう。

内定者フォローは、内定辞退を避けるために重要な施策です。親睦会をWeb開催したり、研修を外部に委託するなど、人事部の負担を考慮して継続的に内定者フォローを行うことが大切です。

 

まとめ

内定者フォローは企業が内定者に行う施策のことで、内定辞退を防ぐためには重要な手段です。内定者フォローには個人面談や職場見学など、さまざまな内容があります。しかし、人事部の負担は小さくないため、十分に実施できない企業もあるでしょう。

自社で内定者フォローを行うのが難しいなら、プロのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。内定者フォローサービスを利用するなら、kimeteがおすすめです。kimeteはサービスの提供を5年以上行い、利用した企業のリピート率は92%と高水準です。

新卒の早期戦力化をお求めなら、以下の資料をダウンロードして、内定者や新入従業員の定着率の上げ方の入門ガイドを参考に、自社に合うサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。